地質情報展2009へ行ってきました

地質情報展2009岡山
岡山市デジタルミュージアムでこの9月5・6日に開催された、地質情報展2009「おかやまワクワク発見瀬戸の大地」へ行ってきました。今回は岡山県や周辺の地質に関する情報だけでなく、岡山県の上栫さんによる近世たたらと岡山市の西田さんによるサヌカイト製石器に関する発表でした。
上栫さんは島根県内に現存するたたらの紹介から、昭和40年代まで行われていた「かんな流し」と呼ばれる砂鉄採取方法などを説明の上、岡山県新見市(旧神郷町)にある大成山たたらいせきの調査成果について、詳細なデータを元に論述されていました。また、岡山県内で行われているたたら製鉄実験についても紹介されていました。
西田さんは旧石器時代から弥生時代へ至る役1万年以上にわたるサヌカイトの利用形態を概説するという意欲作でした。旧石器時代には直接採取されていたサヌカイトが、縄文時代には大型薄片として交換され始め、弥生時代には猟具や工具としてだけでなく、武器として利用されるようになるなど、社会の複雑化とサヌカイトの利用形態は密接に関連していることを説明されていました。
講演会場はほぼ満席で大盛況でしたが、会場外の体験コーナーも多くの参加者でごった返していました。ただ、展示会場内の大成山たたら遺跡や津寺遺跡出土の製鉄・鍛冶関連遺物の展示にはあまり人が集まっていなかったみたいで、どうしたら興味を持ってもらえるか、もう少し工夫が必要だと強く感じました。
たとえば大きな写真パネルを展示するとか、復元模型を持って行くとか。あと、映像や鞴や鉄鉱石を炉に入れる体験を取り入れるのもいいかなと。
記録より記憶に残る展示、これが今後の課題かな。







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